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2021年5月2日

【インタビュー】予備校講師歴40年の国語プロ講師が個別指導で伸ばす極意

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長くやっている経験から、どの道を行けば最短距離なのかを把握
40年の指導歴に基づく経験則が唯一無二の武器です。古語辞典や国語辞典を分担執筆したことやDVD教材を作成し、現役で使用されています。個別指導以外の経験も相まって、指導のバリエーションも豊富になっています。長くやっている経験から、どの道を行けば最短距離なのか、(小論文も含めて)どのテーマを抑えれば大丈夫なのかを把握しています。ゴールから逆算して、いつ何をやるかが、おおよそ見えているため、そこを踏まえてプランニングしてあげられる点が強みだと認識しています。

語彙や古文単語の暗記を蔑ろにして成果が出ていない受験生が圧倒的
古典は、単語帳、文法を暗記したことで、やった気になってしまう。実は、そこから(の練習の積み重ね)がスタートであるが、その流れが理解できておらず、応用が利かないやり方をしている生徒さんが多くいます。国語全般でいえば、語彙力や論理性が不足してきている。絵文字やツイッター等の短文サイトの影響もあると思うが、長文に腰を据えて向きあえない生徒が多い。

共通テストだけか、国語を2次試験でも必要とするかによりますが、まず、古文でいえば、単語・文法、漢文でいえば句法といった情報の徹底(足元を固めるための教材を使用)を行い、そのあとでそういったスキルを使いこなせるようになることを目指すことで難関大に合格させた実績は多くあります。

医学部でいえば小論文が必要になってくるので、そこを考慮したうえで現代文をやっていくことが必要。現代文は、マークシート問題ではなく、30-60字の記述問題が入っている問題集を選んで、常に小論文に対応できる状態を保ちつつ、授業を進めていきます。

英語の長文読解で国語力が及ばない生徒がいて、文章を書くのがうまくないことを矯正した結果、英語の長文読解の成績が上がったケースが多く、国語は、試験に出る以上の重みがあることは否定できないので、そういうこともできれば考慮してあげられればと思います。

医学部を想定した場合、効率を上げることが重要だが、効率を上げようと急いで何でも端折(はしょ)ればいいということではありません。
我々が説明する正しい道筋、正しい方法を見てもらって、地道に着実に進めていくことが、結局は最短距離です。
医学部であると、共通テストで8-9割取れることが前提なので、半端なミスを2問やると届かなくなる。やるべきを事をきちんとやるということは、結局は基礎の徹底という事に戻ると思います。

弱点をいち早く見極めて、まずそれを自覚してもらうことがポイント               普段から(生徒と接するにあたって/授業中に)心がけていることは、その生徒さんの現状、弱点をいち早く見極めて、まずそれを自覚してもらうこと。そこをピンポイントに修正していくことになります。
漢字が苦手なら、入試レベルよりずっと易しい漢字ドリルをやってもらったこともあります。
集団の中に入ると「できない生徒」で終わってしまう子を、掬い上げていくことがマンツーマンではできるので、その点は留意しています。

とにかく現在の学力に見合うものになるよう慎重に決めています。すぐに問題集や参考書にはいかないで、古典関係だとステップアップノートシリーズ(ステップアップノート30「古典文法基礎ドリル」など)を1-2周やることが多い。よほど非の打ち所がないということでないかぎり、ほとんどの場合ここから入ります。
この教材は、全体を体系的に学べて、弱点の洗い出しにも使える。古典は、基礎的な知識がまだらになっている生徒が多いから、いま引っかかっている部分や上手くいかない部分にバツをつけて2周目で扱い、潰していきます。

伸ばしにくい生徒もいますが、成果が出るような工夫の数々                   共通テストで国語が5割くらいだった生徒。忘れがちで、宿題がルーズで、ノートの取り方が年齢に比して幼い子がいました。
基礎事項の徹底を主にして、ギリギリまで文章題はやらないで、取り扱っても短い文章にして、基礎事項をストイックに続けました。私立文系を志望していたので、古文の現代語訳をひたすら続けた。問題を解くこと以上に、ベーシックな内容を繰り返すことに主眼を置きます。
様々な情報に惑わされるタイプの生徒でしたが、浮気をしないで「この教材」と決めて、1浪して法政大学経済学部に合格しました。
長くやってると、そういうタイプの受験生をけっこう思い起こすが、「逃げたがる傾向」が強く、(古文の現代語)訳を作ったり、(古典文法の)活用、(漢文の)句法などは面白くなく、エスケープしたがる傾向にあるので、飴と鞭ではないけれど、柔らかく当たるところと引き締めてあたるところを使い分けた。

「暗記したこと」と、「実際に使える・応用できる」の違い
古典だと、「暗記したこと」と、「実際に使える・応用できる」という事が結びつきにくくあります。暗記しているから点数が取れると勘違いしている生徒が多い。マークシートの弊害だと思います。現代文だと、「思考する」という部分が弱いと顕著に感じます。昨今の読書不足の傾向や、インターネット生活(SNSやゲームなど)の影響もあると思います。

助動詞をやった時、「助動詞」というワードだけを知っていて、助動詞がどういう働きをするとか、助動詞がどういうものかを全く理解していない生徒さんが多いので、時には現代語を例にして教える。「古文も、あくまで日本語なんだからね」と。
中学レベルの国文法をやるときに、「ゆくゆく古文文法が入ってきても同じだからね」と植えながらやっていく。漢文も読み下しさえすれば古文になるので、国文法と古典文法の接点を見つけて段差を作らないようにする。特に、進学校・中高一貫校では、古典文法に入るのが早いので、この点には気を付けています。

スランプのときは基礎的な部分の繰り返しが不可欠                       進度がどうということ以上に、ある文法的なチェックを、彼らからすればしつこいというくらいに徹底して、インプットさせていく。ギリギリまで文章題はやらない。
文章題をやるときも、1題の文章を2-3回の授業に分けて、文法のチェックをしっかりやり、また一つの題材にしっかり向き合うということを体に染み込ませてもらう。
全体的なことを考えると、先に進めたくなるけど、カリキュラム的な欲求をいったんおいて、一つのことをしっかり徹底できれば、前進するきっかけが作れる。

マンツーマンのメリットに直結するが、得意な部分をチェックして上に引き上げても大丈夫だなということであれば、そこの部分に関する教材をワンランクアップさせます。
「古文と漢文の文法は「まだら」なので標準レベルにしよう、マークセンスに関しては引き上げたいな」と思えば、上級の教材選びをし、苦手な部分は標準レベルに据え置く。経験則として、こういう教材があるという事も把握しています。とにかく、生徒のレベルに合わせて教材を選んでいきます。

【合格実績】
防衛大医学部、名古屋大医学部、静岡大学医学部、文系を含めると東大、京大、北大、東北大、早慶上智、MARCHなど。高校では、慶應女子高校、桐蔭学園高校、麻布中学など。他多数。

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