【偏差値47 → 65】入塾から医学部合格まで完全オンライン受講で逆転合格を果たす
アシリに通い始めて10ヶ月で金沢医科大学医学部医学科に合格されたNさんと、お母様へのインタビューを、お届けしています。遠方に住まわれており、完全オンライン受講で金沢医科大学医学部医学科に合格されました。なお入塾当初の偏差値は47でしたが、最終的に65まで上がりました。遠方に住まわれている方を含め、オンライン受講を検討されている方、完全オンライン受講で医学部を目指されている方は、ぜひこのインタビューを参考になさってください。
本日は、インタビュー内容をお届けする前に、「オンライン授業」について、少し考えてみたいと思います。皆さんは、「オンライン授業」というと、どのようなイメージを持たれるでしょうか。おそらく、「ある程度の利便性はあるけど、授業のクオリティは落ちるのではないだろうか」と考えてらっしゃる方が多いのではと推察します。
この点に関して、アメリカの最先端の大学に、考察のヒントがあります。ミネルバ大学は、世界に先駆けて、全ての授業をオンラインで行っている大学です。このミネルバ大学の創設者であるベン・ネルソン氏は、「授業をオンラインで行うことによって、授業のクオリティが落ちるという事は、絶対にない」と言っています。事実、ミネルバ大学は、テクノロジーを駆使して21世紀スキルを学べる世界最先端の大学として、アメリカ国内外から志願者が殺到し、倍率は100倍を超しています。
ミネルバ大学は、コロナが発症する前から全ての授業をオンラインで行っていたわけですが、ベン・ネルソン氏は、「授業をオンラインで行っても決してクオリティが落ちることはないという事実を、多くの人が理解するのに、時間が掛かった。オンラインで授業を行うことによって、むしろ教育の質は向上する。コロナ発症の後になって、皆がそれを認知した」と発言しています。
目次
授業で感じてきた違和感が、アシリで解消され自信に繋がりました。
アシリが初めての塾でした。柔軟な個別対応をしてくれた点です。全員に適した形で宿題なり授業が提供されると、どうしてもそれに合わない人もいると思います。私は、(高校で)たまたまそれに合致していたので、授業に違和感を感じていて、もっと効率よく必要な知識を詰め込むために時間を使えないかと思っていました。
その点、個別指導で、かつアシリだからこそ、私の希望というか、私がやりたい勉強スタイルに柔軟に合わせてくださったという気がしています。
英語なんですけど、アシリの先生方と話をしていて、英語はやっぱりどれだけ読んだか、という点で慣れが変わると教わって、自分自身もそう思っていました。高校の授業だと、50分の中で、本当に1つ1つ、thatは何を示しているのか、一人一人に当てて聞いていたのですが、それが本当に無駄だと思えて、そういう時間があるくらいだったら、20分かけてthatだけをやるのではなくて、色々な英文を読んで、時間を測って、という風に受験に向けて頭を慣れさせたかったです。英語の授業に関しては、とにかくそういう思いが強かったです。与えられたとおりに盲目的にやるのではなく、こういう勉強をするのが正解だという考えがあったので、アシリではその通りの勉強ができて、満足しました。
ある程度は仕方ない部分だと思うのですが、(高校の)理数教科の演習授業の時に、教科書の章末問題だったら、「黒板に書いてください、解説してください」と(生徒が)当てられるのですが、その解説は聞きたくなくて、自分が分からない点だけを聞きたかったのですが、解説を聞いていないと、先生に注意され、授業だからこそ自由に使えない時間という側面が強かったです。私は、限られた時間ですから、もっと自発的に問題を解くのに時間を使いたかったです。
すぐにアシリのスタイルにすぐに慣れてしまって、それまで何をしていたか・・・。高校のスタイルに合わせながら、自分の勉強をしていくのにすごく精いっぱいだったので、もう元には戻れないですね。
受験という目標を明確に見据えたうえでの授業であることはもちろんなのですが、いったん受験というのを脇において、物理の入門の面白さとか、数学自体の楽しさなどを味わえる授業でした。
なので、つらくなく、楽しく、勉強できた感じです。どうしても、勉強していて、「これが医学部受験に直結するんだ」、とか、常にそういうことを考えていると、できなかったときなど、すごく精神的に揺れてしまうと思います。でも、そのように考えていても、考えていなくても、勉強していれば知識が身についてくることは変わりないので、心の状態を楽しく保つという観点から見たときに、本当に楽しい、効率の良い授業だったと思います。
確かに波はあったんですけど、できるだけ学習面に響かないように、うまく処理できたかな、とは思います。でも、スランプという意味では、(大学に提出する)志望理由書を書くときに、伝えたいことをどう伝えたらいいのかわからないし、時間は勉強のほうにもっと裂きたいし、そういう点は苦しかったです。
娘のスタイルを崩さないまま医学部に合格させてもらえました。
昔から、「成功するためには、成功する人のやり方を聞いて、そのままやっていけば成功する」みたいな成功者の法則のようなものがありますよね。だからその、受験で必勝するには、みたいな王道のような進み方があるのですが、娘には自分のスタイルというものがあって、「ここはこういう風にして合格をつかみたいんだ」というのが自分の中で出来ていました。それってそのままで合格するのかな、というのもあって、今まで成功している王道を行くのが一番近道なのではと思ってましたけど、やっぱりこだわりが強いので、自分なりのスタイルで行こう、というのが最後まで変わらなかったですね。
そのため、アシリの柔軟な授業で、娘のスタイルを崩さないまま医学部医学科に受かって、心からよかったです。(娘は)こだわりは、捨てられないようですから、これから先、柔軟に対応してくれればよいなあとは思いますが。個性と言えば個性ですし。(お母様のご回答)
初めてのオンライン受講でしたが、予想以上の満足度でした
オンライン授業に不安はありましたが、もう、エイヤと意を決して飛び込んで入塾しました。(お母様のご回答)
私は逆に、オンラインじゃないところに決めるほうが、勇気がいる感じです。結果的にはるかに予想を上回るもので良かったです! (ご本人のご回答)
プロ講師と言っても、全員が専門の先生ではないと口コミで聞いていました。ですから、アシリに限らず、あらゆる予備校のプロ講師というものに疑問と不信感がありました。
でも、本当にアシリの先生は、本当に、本当に理解の深まる授業をしてくださいました。全ての先生の出身大学も、授業の中で聞きました。プロ講師を絞っているから、クオリティが担保されているのだと思います。
6月だか7月だかに、各科目週2回だったので、「復習する時間がなーい」と言っていた1~2週間がありました。勉強時間が十分に取れなくて、授業に割く時間もなさそうでした。でも本人も、今までいろいろ勉強してきて挫折も経験してきているので、私から見ると、ちょっと遅いんじゃないかと思いましたけど、本人は今までより早めに「こうしたらよいと思う」という案を出してこれたので、塾長に相談させていただきました。(お母様のご回答)
「本人がこうしたらよいと思っている」というのを最優先にしてもらえて、各科目週1回か週2回かを決めさせてもらえたので、つぶれずに先に進めたと思います。教科担当の先生から、「本人の思考力が高い一方で、誤った考え方から抜け出せずにいる」というお話がありましたが、週1回でやっていくという選択肢や可能性もあるという事で、週1回に変更させていただくことができました。(お母様のご回答)
(ご本人のご回答)久留米大学のマークの塗り方が分からなかったんです。よくあるのは、楕円形の印の中を塗りつぶすものなのですが、久留米のは、本当に小さい長方形の中の溝を塗りつぶすものでした。こんなに小さい隙間の中を、どうコントロールするんだ、という感じでした。そういう疑念に最初からとらわれてしまって、もう何回も監督者を呼びました。
(お母様のご回答)戸惑っていたのは娘だけのようですので、多分ほかの方々は要領よくやられていたと思います。
高度な個別指導を受けられない地方の「予備校難民」
(お母様のご回答)例えばここから、自宅を拠点に通塾、という事を考えたときに、まあ、普通に個人でやっている塾のタイプのもの、東京理科大学を出て物理と数学が得意な先生が本当に個人でやっている塾、っていう所だけでしたし・・・。もしくは、プロ講師とかなんとかそういう所ですと、大手の通信コース、本当にそれくらいしかないんですよねえ。
「予備校」って言うと、(新潟から)長野か金沢まで行かなくてはならなくて、なんか新幹線で通っている子もいるらしいですけど、それも正直大変だなあと、思いました。新潟市にも1つあるんですけど、それが少子化で規模を小さくしていて、この辺(在住地域)から通っているという子はいないですねえ。
ですから、プロ講師で個別指導、というジャンルの塾はないですねえ。ですから、上の医学部とか、東大とかを目指す人は、通える良い塾は近くの地域にないと思います。
一般的な国公立であれば、通信コースでもいいのかなと思ったのですが、娘の学力を上げるには、やはり個別で、どこかやってくださる所と考えて、家にいてもやってくれる所と言ったら、オンライン受講可能なところしかないですねえ。
アシリを1度も辞めさせたほうがよいかなと思ったことはないですねえ。山あり谷ありですが、辞めさせたほうが良いと思うようなことはなく、精神的なモチベーションを保ったまま、安定して勉強できたほうだと思います。
魅力的な授業で勉強を飽きる事なくやり切ることができました
一番印象的だったのは化学の授業で、模擬試験中は、解くときも凄いデタラメに解いちゃったりしていました。でも、それだと今まで勉強してきたことが活きてこないからと、字は左に寄せて小さく書いて、計算は右側に書いて、といったことを細かく指導してくださいました。実用的なアドバイスでした。
あとは、化学ならではだと思うんですが、文章などの出し方によっていくらでも難しくできるみたいで、そういうときに惑わされないためにはどうしたらいいのか、この問題だったら表を作って分かる情報から埋めて空いているところを求めればいいとか、忘れたときの語呂合わせとか、日々細かい点まで留意してくださいました。実用的でした。
なんというか、わりと、学校とかだと、先生との距離が近すぎて、まあなんか、ああちょっとめんどくさいってなるときとか、友達でもやり取りしすぎてめんどくさいってなるときがあると思うんですけど、そういう事もなく、必要な時だけ対話して、これが大人の世界なのかと思ったんです。
それが普通なのかもしれないけど、今までの人間関係と比べると、先生との対話とか、1週間に1回やり取りする頻度とか、ドライブでのやり取りとか、軽やかにできました。心地よい感じでした。
先生との距離が近すぎたら、すごく心配してくれる先生だったら、急に何も言わなくなったら「何か言わなきゃ」と思ったりとか、気を遣わせる関係というのも人間関係が近すぎる故にあったので…。
授業のエピソードは細かいことはありすぎるのですが、例えば発音とかだと、これまで口で言って同じっぽかったらいいかなと思ってたんですけど、そうじゃなくて法則があるんだと言われて、発音の法則について学び始めたとか・・・。
英語の授業って、英語を自分で口で読んでから訳して、先生がおかしい部分を指摘してくださる形なのですが、そうしたちょっとしたところでの穴を見つけてくださいました。知らなかったことを指摘してくださったことが、思い込みの修正につながったという感じです。
物理のエピソードとしては道路のレールで音が鳴っちゃう、で、それは、レールがどこかのラジオの音を拾ってるからだとか、検波してるってことだとか・・・。
先生は自転車で出勤される事が多いから、夏は汗かいて初めに着替えてからとか・・・。踏切があるみたいで、そういうときに、先生が踏切に並行して走ってて、電車が来て、音が鳴って、という時に、ちょっと音が低くなったと感じることがありますよ、とドップラー効果の実例を話してくださったり・・・。それ以外にも色々なところから例をもってきて説明してくださいました。