【前編】アシリだけのコーチングの魅力や秘訣とは⁉

アシリのKomabouです。本日もブログをお読みくださり、ありがとうございます。
アシリ吉祥寺では、新規に入会して下さる生徒さんを募集しています。どんな方でも、歓迎です。自分の学力に自信がないから大丈夫かなと尻込みせずに、ぜひ積極的に飛び込んでください。基礎ができていなくても叱らず丁寧に教えるプロ講師が、オーダーメイドのカリキュラムを作成いたします。
アシリ吉祥寺では、経験豊富なプロ講師による質の高い授業と良質な受験指導を、リーズナブルな授業料で受けられるのが最大の魅力です。プロ講師陣は、経験豊富で受験指導の専門的なプロでありながら、全員が洗練されたホスピタリティ精神を持っており、生徒たちのモチベーションをガッツリと向上させます。
そしてアシリ吉祥寺は、アットホームな雰囲気が自慢の、風通しの良い個別指導塾です。プロ講師全員がサバサバしていて、生徒思いで面倒見がよいので、居心地の良い雰囲気が生まれています。
また、アシリ吉祥寺は、医学部受験生に向けた情報を積極的に発信していますが、文系の生徒さんも非常に歓迎しています。もちろん、医学部以外の理系学部に進学を希望する理系の生徒さんも歓迎です。ぜひ、無料体験授業をお試しください。受講後のしつこい勧誘などは一切ありませんので、ご安心ください。
本日は、アシリ吉祥寺で採用している「コーチング」のシステムについてインタビューし、いろいろと興味深い話を聞いた内容をお届けします。「コーチング」とは、単に教えることとは、どう違うのでしょうか。「個別指導におけるコーチング」の極意とは? 今回は、その前編となります。

Q.アシリで実践されているコーチングについて、お話を聞かせてください。
【A講師の回答】一般的なコーチングの場合、現状から離れて人生レベルの話題を交わし、目標設定から行います。ただし、受験生の場合、それをやってしまうと、あまりにも突飛になってしまいます。人生レベルの話が、受験の先にある目標だったらいいんですけど。将来の夢などを勘案しつつ、受験のコーチングの場合は、志望校の設定というのを目標設定にしています。
私はコーチングの資格も持っているのですが、一般的なコーチングの基本的なスタンスは、こちらから情報を与えるというものではなく、相手からアウトプットを引き出していくというものです。私は、受験生に合わせて、とりわけ「一緒に考える」というやり方も採っています。まず最初にやっているのは、学習プランニングといって、年間単位の計画を立てることです。その中でとりわけ大事なのは、「日々の勉強できる環境を整える」という事だと思っています。要は、授業を受けるだけで合格はできないのであって、授業以外の勉強時間や自習時間のほうが圧倒的に長いので、いかに授業以外の勉強時間を確保できるかにかかっています。
受験に成功できない子は、「年間学習計画の立て方」や「日々の勉強環境の整備と勉強時間の確保」ができていないのですが、それだけでなく、それらができていないことに無自覚であることが多いです。したがって、「勉強はやってるんだけど、なぜか成績が上がらないな」という感触を持っている子が多いのです。それらの子に、コーチングを通して「気づき」を与えることも、非常に重要です。
たとえば、「今週1週間、勉強はどんな感じだった?」と質問して、「いや、なんか出来なかったんですよね」という答えがよく返ってきます。普通であればそこでやり取りが終わりになるのですが、「じゃあ、出来なかったって、どんな感じなのかな?」と掘り下げていくのです。これをチャンクダウンというのですが、「では、月曜日は、勉強はどんな感じだった?」と続けると、「実は、月曜日は、朝、起きれなかったんです」という答えが返ってくるとします。そうしたら、「じゃあ、月曜日は、朝起きれたら、勉強できたのかな?」と続けると、「出来たと思います」と返事がきますよね。あるいは、生徒さんのほうから、「平日は頑張れるんだけど、日曜日に勉強ができない」と言われた場合は、「じゃあ、どうやったら日曜日も頑張れるか、一緒に考えよう」と持っていきます。
今まであった例では、「日曜日は世間的に休みだから、だらだらしてしまう」というケースです。そのような場合、「じゃあ、日曜日は朝起きたら、とりあえず見た目を気にしないで、近所の喫茶店に行こう」と提案します。そして、「参考書を持って近所の喫茶店に行って、そこで勉強できたら勉強すればいいし、気分が乗らなかったら帰ってきていいよ」などと提案するのです。そうすると、喫茶店に行けば、多かれ少なかれ勉強できるものなんですよ。たとえガッツリ勉強できなくても、1〜2時間は勉強できるので、「あ、こうすれば勉強できるんだ」と本人も気づきます。そのようにして、気づきを与えていくわけです。そういう気づきを与える機会を、日々の面談の中などで、定期的に築いていきます。

Q.塾での授業はきっちり行いつつ、日々の勉強時間を確保できるように、そういった気づきを与えて、自習時間の質を上げていくというようなイメージなのですね。具体的に、生徒さんと話し合う機会は、どれくらい設けられているのですか。
【A講師の回答】週に1〜2回です。1か月に1回だと時間が空きすぎてしまうので、1週間を振り返る形で週に1回というケースが多いです。

Q.個別指導という観点から、コーチングについてもう少し詳しくお聞かせください。
【B講師の回答】大前提として、個別指導というのは、自己管理能力が低く、学習計画を立てる能力が低い生徒さんが来ます。「個別指導は手厚いサポートが受けられる」ということでいらっしゃるのですが、個別指導というのは、授業時間が全てではなくて、授業時間は課題の洗い出しをして、1週間のプランニングをするための授業、といった性格が強いです。
したがって、「主従関係」で言いますと、「従」が授業時間になり、「主」が7日間の時間の使い方を決めること、ということになります。この「7日間の時間の使い方」に関してテコ入れする必要があると感じることが非常に多いです。プロ講師はキャリアと経験があるため、「こういう学力バランスの子だったら、こういう学習経路を取ればいい」という判断は、当たります。ただ結果に差が出るというのはどういうことかというと、それをどれだけやり切れるかに違いがあるという事なのです。
具体的には、1週間の宿題をやり切れるかで差がついて、課題をやり切れなかった子が不合格になることが多いです。そのため、1週間の時間の使い方にテコ入れしなければならないわけです。本人も、「1週間で何をやらなければならないか」は分かっているわけです。具体的に何をやらなければいけないかはわかっていても、実行力が低いので、やりきれないわけですね。その実行力を高めるために、コーチングを用います。それをアウトプットさせて、表や紙に書きださせて、心理学的に「強制」の契機を作ってあげるわけです。そのようにして、結果的に学習量を増やすことを意図しています。要は、三日坊主にさせない、という事です。

〈アシリにおけるコーチングとは、「勉強計画」や「学習スケジュール」の作成や、「授業以外の時間の使い方の管理」を通して、結果的に学習量や、授業以外の勉強量を増やすことを目的としているのですね。大学受験のための塾におけるコーチングですから、当然と言えば当然ですが、なかなか興味深いことではないかと思います。次回、インタビュー後編では、さらに深堀りした内容をお届けします。〉