関西では、英語よりも数学(算数)の成績を上げる戦略を取る

アシリスタッフのKomabouです。
本日もブログをお読みくださり、ありがとうございます。
コロナ禍でも、心身の健康を維持するためには運動が欠かせないのですが、こういう状況ですから、皆さんなかなか難しいですよね。
去年の春は、政府も「普段の散歩やジョギングは普段どおりして頂いて」と言っていましたし、去年の夏は厚生労働省も「熱中症予防のため、屋外ではマスクを外して」と言っていましたが、感染力の強い変異株の出現のため、それらも難しくなってきたように感じます。
私の地元でも、ジョギングをしている時に「鼻をマスクから出す」ひとが増えてきたんですが、最近は暑いので、散歩やジョギングの時にマスクをしない人をよく見かけるようになりました。
そういう人とすれ違うと、「この人は、もうワクチン接種が終わった人なのかな?」と不安になってしまいませんか? 皆さんも、そういう経験があったかと思います。
東京都でも感染者が増えてきていますが、「変異株が猛威を振るっているのだろうか?」と不安になることもありますよね。
1日でも早く、国民全体にワクチン接種が行き渡り、コロナ禍が終息することを願っています。
さて本日は、英語と数学のどちらに力を入れるかという、関西的な発想に基づく受験戦略についてです。
だいぶ前から、関西の名門である灘中・灘高は、生徒を東大に進学させるより、医学部に進学させることに目標をシフトしてきました。
東大という名誉より、実学を優先させて医学部への進学を推奨し、東大合格者数や東大合格率に関しては、東京の筑駒や開成に譲ってきたのです。そこには、シビアで現実的な関西人の発想があります。
もう一つ、大学入試の受験科目の具体的なことについて、関西的な発想があります。
数学は1問当たりの配点が40点など、総じて高いです。だから、差をつけやすいのです。
でも、どんなに英語ができる生徒でも、満点は取りにくいのです。しかし数学なら、出来る生徒は満点を取ることが可能です。
同じ偏差値80でも、英語は8~9割の得点で偏差値が80になりますが、数学では満点を取らないと偏差値80まで達しません。
ところが、実際の入試で合否を決めているのは、偏差値ではなく素点です。つまり、偏差値は同じでも、英語が得意な生徒より、数学が得意な生徒のほうが、最終的に合格できる確率は高くなるのです。
中学入試の超難関校でも算数で差がつくのと同様、「数学が入試ではカギを握っている」と、関西人は考えるのです。合理的に、「大学入試で合格するためには、数学の成績を上げることを最優先にした方がいい。そのために、子供の頃から、算数に力を入れよう」と、シビアで現実的な発想をします。
たしかに、中学入試でも、東京の筑駒、麻布、筑波大付属などは、算数以外の科目も難問でバランスの良い学力が求められますが、灘中や甲陽など関西の超難関校は明らかに算数が他科目より難しいですからね。
以上のような、関西的な合理的な発想に学ぶのも、勉強になると思います。