英語の発音は、アクセントの位置が間違っていると伝わらない。リスニングのためにも、アクセントの位置を鮮明に覚えよう。

アシリのKomabouです。本日もブログをお読みくださり、ありがとうございます。昼間は夏のように熱くなっても、朝晩の冷え込みが激しくなってくる頃ですから、風邪などひかないようにご注意ください。
さて、東京の三多摩地区では、台風12号で花が散ってしまったキンモクセイが、第2の花を咲かせ始めました。散歩の折や、サイクリングの時などに、かぐわしい香りが漂ってくると、秋を満喫しているようで、とても嬉しくなります。また、先日は、母とアマチュアオーケストラの公演を聴きに東府中まで行ってまいりました。なんとか緊急事態宣言が解除され、アマチュアオーケストラも秋の演奏会を開けるようです。「芸術の秋」「学問の秋」「読書の秋」を、それぞれの仕方で楽しみたいですね。
さて、本日の本題は、「日本人の英語の発音は、なんとなく流暢(りゅうちょう)で綺麗でも、アクセントの位置が間違っていると伝わらない。共通テスト導入でリスニングの配点が増えたので、リスニングのためにも、英単語のアクセントの位置を覚えよう。」という話です。
私の実体験に基づく話ですが、英語は、とりわけドイツ語やイタリア語などと比べて、アクセントの位置を正しく発音しないと伝わらない言語です。「英語は、アクセントの位置が命」と言っても過言ではありません。
「郊外」という意味の「suburb」という単語は、語頭の「サ」にアクセントがあります。かつて私は、あるイギリス人に、「suburb」という単語を発したのですが、高校の時に学習した正しいアクセントの位置を忘れ、ドイツ語なまりで「サバーブ」の「バー」にアクセントを置いて発音してしまったのです。すると、それまでそのイギリス人と滑らかに会話が続いていたのに、急に相手が理解不能になってしまったのですね。そこで私は、「郊外」という意味のもうひとつの単語を知っていたので、あわてて「I mean, “outskirts”」と言いなおしました。するとそのイギリス人が、「Oh, suburb!」と語頭の「サ」にアクセントを置いて言い直してくれたのです。私は、穴があったら入りたいくらい恥ずかしい思いでした。
このように、なんとなく綺麗な発音で英語を話していて、流暢で滑らかな発音に聞こえても、アクセントの位置を一つ間違えると全てが伝わらなくなってしまうのが英語です。この「アクセントの位置が重要であること」は、英語のリスニングにおいても、全く同じなのですよ。正しいアクセントの位置を把握していないと、読み上げられた英語の音声が何の単語なのか、聞き取れなくなってしまうのです。すると、その聞き取れなかった単語から先の文章が全く頭に入ってこないという事態も起こりえます。そうなると、試験本番ではパニックになってしまうこともあり得ます。これまで英単語のアクセントの位置を気にしてこなかったという人は、アクセントの位置の認識があやふやだったり、間違った位置にアクセントがあると思い込んでいたりします。そのようなアクセントの位置を正しく覚えていない英単語は、リスニングの時、十中八九、正しく聞き取れないと言えるでしょう。 ですから、共通テストはリスニングの配点が高いこともありますし(配点の素点は、リーディングとリスニングで1:1)、 これを機に、英単語を学習するときには必ずアクセントの位置も確認するようにしましょう!