夏の終わりの慢性疲労/怒りに打ち勝つ

アシリのKomabouです。本日もブログをお読みくださり、ありがとうございます。
すっかり涼しくなり、個人的には非常に過ごしやすくなって嬉しい今日この頃ですが、アシリでは、今日もプロ講師たちが、フレキシブルに徹底指導しています。
「夏風邪」という言葉があるように、風邪も夏と冬に流行ります。そのうえ、急に涼しくなってきて、体調がすぐれない人もいるのではないでしょうか。ただでさえ、「季節の変わり目は、体調を崩しやすい」と言いますよね。
さて私は、残暑厳しかった時期から今日に至るまで、夏バテと思われる「慢性疲労」を感じています。その原因は、残暑の時期に、冷房の効いた自分の部屋と、冷房が全く効いていない蒸し暑いリビングを行き来することで、自律神経が乱れたことに一因があるようです。さらに、急に涼しくなって個人的には嬉しいのですが、身体のむくみや慢性疲労にとっては必ずしも良い環境ではないようです。
「涼しくなってくる頃に、夏の疲れが出てくる」という言い方をしますよね。関節に老廃物が溜まると、むくみの原因になるのですが、冷えもまた、むくみの原因になるのです。むくみは、慢性疲労や夏バテを招きますが、むくみと冷えが同時に起こることで、新陳代謝が衰えて脂肪が燃焼しにくくなり、太りやすくなってしまいます。すると、むくみがエスカレートし、ますます体内に老廃物が溜まっていき、悪循環に陥ってしまいます。そんな時期は、早寝早起きを心がけ、運動やストレッチによって身体を温め、自律神経を整えましょう!
高校3年生や、特に浪人生の人に関しては、デルタ株が猛威を振るうなか運動しにくい状況なのは分かりますが、やはり体調を崩すと勉強のペースが乱れ、合否に響いてしまいます。なにかと難しい時代ですが、自宅の近くの密になっていないところを選んで身体を動かすなど、工夫を凝らしてみて、心身共に健康を維持していきたいところです。
さて、心身の健康に関連して、私は、中学受験の時と大学受験の時に、自分の感情がうまくコントロールできなくなって苦しんだ記憶があります。中学受験は、まだ小学生の子が人生初の受験に挑むので大変なのは目に見えますが、大学受験の時は、高校入試が無くて気が緩んでいたことや、数学や理科など中学受験で培ったものが役に立たない科目に苦しめられました(国語や社会などは、中学受験の延長線上で攻略できるので楽でした)。
一方、大学院受験の時は、出身大学の教授たちがみっちりサポートしてくれましたし、精神的にも大人になっていて、最も覇気のある時期ですから、余裕をもって臨めたのを覚えています。でも、多くの人にとって、大学受験は、思春期の真っただ中で挑む難関の大試練ですから、メンタル的なプレッシャーも大きく、「友人とは何か」といった人間関係の悩みも加わって、精神的に大きく揺さぶられても無理のない話です。そのような精神的に不安定な状況では、周りの人や、家族や友人に「怒り」を覚えることもあると思います。たしかに、受験の時期には、やり場のない感情に振り回されることが多いものです。
そこで、釈迦が言った、「怒らないことによって怒りに打ち勝て」という思想を紹介したいと思います。私たちには煩悩があり、煩悩とは「自分を守る心」のことです。ですから、誰かに怒りをぶつけても、怒られた相手にも煩悩があるので、自分を防御しようと逃げたり、言い訳を並べたりするだけで、なにも解決に至らないのです。それが理解できると、少し冷静になれますよね。また、怒ることによっても自律神経は乱れるのであって、心拍数や血圧が上昇し、その結果、細胞は栄養不足になり、活性酸素が発生して体に悪影響を及ぼします。ですから、腹立たしく思うことがっても、あくまで冷静に伝えるか、本人ではなく周囲にいる人に間接的に伝えたりして、受験の精神不安定な状況に置かれていても、「怒り」から解放されましょう!
また、勉強が終わった1日の終わりには、少しでもいいので音楽を聴いたり、アロマを嗅いだり、ストレッチしたりして、心身を解放してあげる時間を作るといいですよ。