入試勉強が忙しくなる前に、読書習慣をつけて共通テスト対策をしよう

アシリのKomabouです。
本日もブログをお読みくださり、ありがとうございます。
さて、このコロナの時期で気持ちが暗くなりがちですが、少しでも明るい話題で気分転換してもらおうと思い、ある遊園地の話を前置きにしたいと思います。東京都練馬区にあったレジャー施設で遊園地の「としまえん」が閉園されることが、いっとき話題になりましたよね。「としまえん」は1926年に開園し、94年の歴史に幕を閉じたとのことです。関東大震災の3年後にオープンし、100年近い歴史があったわけですから、遊園地とはいっても、簡単には侮れないですね。多くの親子連れやカップルに憩いの時間を提供してきたのでしょう。
塾としては大きな声では言えないのですが、日本は「うつ症状」の人がヨーロッパに比べて多いため、時にはそういった息抜きも必要なのでは、と思います。実は私は、小学生時代を東京都練馬区で過ごしたため、子供の頃、家族とよく豊島園に足を運んでいました。その後も、大学生のころなど青春時代に豊島園に出かけたことがあったので、閉園されると聞いて、感慨深いものがありました。身近にあった存在が急になくなるのだと、これまでの歴史に思いを馳せたのです。豊島園が閉園される日は、多くのファンが駆けつけその最後を見届けたとニュースで知って、思わず感動してしまいました。私は、多摩湖の近くにある自然観察舎で、すでに閉園になった遊園地の写真を集めて載せている本を読んだことがあるのですが、なかなかレトロな雰囲気に包まれて、よいものでした。
さて、前置きはこれくらいにして、本題に移ります。本日は、「入試勉強が忙しくなる前に、読書習慣をつけて共通テスト対策をしよう」という話題です。以前から、「朝の読書」などの読書習慣は、集中力や読解力、共感性や豊かな感性を身につけてくれるものだとして、有益であると言われてきました。その一方、これまでのセンター試験は、知識と技能だけを問うもので、主として知識量が問われるものだったので、どの教科もひたすら暗記していき、知識を定着させることが最大の対策方法でした。
それに対して、新たに導入された「共通テスト」では、これまで大学ごとの個別試験で出題されていた「思考力・判断力・表現力」を問う問題が多く出題されています。そのため、単なる知識の詰め込みだけでは対応できない、いわば「総合的な力」が試されていると言えるのです。読書習慣を身につけることは、「大学入学後に役立つ力」や、人生全般にわたって役に立つ「生きる力」を提供してくれるのはもちろんですが、この共通テストで試されている「思考力・判断力・表現力」を養うのにも絶好の機会であると考えています。そのため、入試勉強が忙しくなる前の高校1年のうちから、1日30分でよいので読書習慣を身につけたいものです。朝の読書が難しいなら、寝る前の30分を読書にあてても良いでしょう。読書は、共通テスト対策になるだけでなく、IQ(頭脳指数)とEQ(こころの知能指数)の双方を上げ、精神年齢を高めて立派な大人に育っていくことを促してくれます。
ただ、私の個人的な主観ですが、最近は良い本も悪い本も沢山出版されていて、玉石混交の状態である言えると思います。本当に力を提供してくれる良書を選んで読んでいくためにも、読む本を選ぶ際には、ご家族やご両親、ご友人、親戚の方、先生方のアドバイスを役立てていくとよいでしょう。