不定愁訴と、ヘルスケアやセルフメディケーション

アシリのKomabouです。本日もブログをお読みくださり、ありがとうございます。
「冬季講座費用から30000円OFFキャンペーン」を、先着10名様で実施しておりましたが、こちらのキャンペーンは、定員に達し、終了いたしました。
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だんだんと寒さが本格化してくる時期であり、日本の冬は、1日の気温差が激しいのが特徴です。つまり、最高気温が15℃でも、最低気温が0℃だったりすることが多いのです。たとえばドイツの1月ですと、最高気温が5℃、最低気温がマイナス1℃だったりすることが多いので、それほど気温差はなく、ずっと厚着していれば、それほどつらくないし、身体にもこたえません。でも、日本の冬は、1日の中の気温差が激しいので、こまめに上着を着て調節したりしなければなりませんし、かなり身体にとって負担となるのです。私は、朝と夜には、温かい生姜湯や、温かいハーブティなどを飲んで身体を温めています。
少し、話題が変わります。有名な公園と違って訪れる人は少ないのですが、狭山丘陵という、里山のような背の低い山が多摩地区北部には広がっています。狭山丘陵には、東大和市立狭山緑地のほか、都立野山北・六道山公園という山の中に広がる広大な公園がありまして、毎年、春になると、母と一緒に出掛けて、歩いたり、サイクリングしたりします。本当に、山の中を分け入って歩いたり、サイクリングしたり、といった感じで、大自然の中の緑を満喫できます。今年の秋は狭山丘陵に行けなかったのですが、来年の春は、ぜひハイキングに行きたいと思っています。
さて、本日は、誰にとっても身近な薬の話題です。超高齢社会を迎えた日本で多くの人が苦しんでいるのは、生活習慣病や、「腰が痛い」「頭が重い」といった不定愁訴です。感染症とは違って、これらは原因が不明確であることが多く、短期間で効果的に治療できる方法が開発されていない慢性疾患です。そのため、より一層ヘルスケアやセルフメディケーションが必要になってきており、今まで以上に薬用植物や生薬の力が期待されています。
セルフメディケーションとは、WHOの定義によると、「自分の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」です。その一方で、医療機関からもらう処方箋によって自分に最適な薬が安く簡単に入手できるために、日本人は外国人にくらべて薬に関する知識が乏しく、自分で薬を調べ、自分の責任で選んで服用する習慣が身につきません。
ところが、現在増加している慢性疾患の場合、日常生活では症状の急変が無く、医師の処方した薬を飲んでも短時間で効き目があるわけではありません。これらには、とりわけ漢方薬の効果が期待でき、個々人が漢方薬や健康食品やサプリメントなどの知識を深め、自らの責任で使って健康を管理していくことが肝要になります。
ここで、「薬食同源」と「薬毒同源」が漢方の特徴であることを述べておきます。「大建中湯」という漢方薬は、麦芽糖の飴、ショウガ、山椒、薬用人参(朝鮮人参、高麗人参)から構成されており、これら4つの生薬は、いずれも食材としても利用可能なのです。これは、まさに薬と食は同じであるという、「薬食同源」という古代中国からある考え方を示しています。漢方薬の中には、食品として利用されている素材がありますよ。たとえば、「桂皮」は解熱に使われますが、シナモンと同じですし、「山薬」は滋養強壮の生薬ですが、ヤマノイモと同じものです。
また同時に、「薬毒同源」という考え方も古代中国からの真理で、「命を長らえる漢方薬は、無毒で長期にわたって服用しても害がなく、最もよい」と言われてきましたが、「病を治す漢方薬は、毒も多いので長期服用には適さず、最もよくない」と言われてきました。病気を治す薬は、効果が強い分、人間にとっては毒も強く、最も格下の扱いを受けてきたのですね。西洋医薬でいう「強い薬は、副作用も強い」ということに相当するのでしょう。昨今は、医学部の文化系サークルでは漢方薬やハーブについて学ぶ事も良くあるそうです。時間のある時に、漢方薬や東洋医学についても知識を深めておくと、幅が広がり、不定愁訴に効くヘルスケアやセルフメディケーションにも役立つと言えそうですね!