2021年12月3日

ドイツと日本における、女性の社会進出と地位向上の経緯と現状

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アシリのKomabouです。本日もブログをお読みくださり、ありがとうございます。

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西洋世界では、本格的にクリスマスシーズンが始まる時季ですので、私もドイツ留学時代が懐かしいです。ドイツのクリスマスのお菓子を食べながら、留学時代を懐かしく思い出す今日この頃です。ドイツでは、ベルリンやミュンヘンなどの大都市で大規模なクリスマスマーケットが開かれるほか、私が住んでいたような小さい街でも、教会が催すクリスマスイベントや食事会や合唱などがあり、心が温まります。ドイツの人々は、クリスマスの時期にお互いに心を温めあい、そのまま新年を祝って、極寒の1月と2月を乗り越える心の強さを鍛えるのです。

私は、学部3年生の夏休みに、将来留学する時にお世話になりたい教授のもとを訪ね、10日間ほど教授たちとバカンスを過ごしました。最終的にEU永住を目指していたので、アジア人に親切なその教授を頼ってドイツに住み着こうと考えていたのですが、私が大学院を出て間もなくその教授はなくなってしまいました。その教授は、歴史学と宗教史学を専攻していたので、ヨーロッパが植民地支配を繰り返したアジアに対して贖罪意識があり、とりわけ親切なのでした。私にとっては、それらの学部3年生の夏の出来事はセピア色の思い出です。そしてその夏、ドイツの露店でニーチェの映画のDVDが500円ほどで売っていたので購入し、ドイツ語の勉強を兼ねて日本で見ました。ニーチェが、愛人の女性とイタリアを旅行する場面が印象的でした。

その後、東大の大学院に進学してから、映画を見たことでニーチェへの関心が高まっていたので、ニーチェのゼミを取ってみました。ニーチェは古典文献学者であり、簡単に言うとラテン語とギリシャ語を大学などで教えて生計を立てていたのですが、彼の著作は論文や研究書というより、エッセイや評論としての性格が強いです。それでも、ニーチェはビッグネームであるためか、文系の大学にはニーチェの原書講読の授業が多いようです。

そして、ニーチェは、愛人とイタリア旅行に行ったりした時期もあったものの、大人になってからも母親と二人で暮らし、母親が他界してから後を追うように自身もすぐ他界したのだと、大学院のゼミで知りました。私は、イエーナという街ででニーチェの家を見てきたこともあり、青春時代の心に「この事実」は深く刻み込まれました。その時は付き合っている恋人がいましたが、ひょっとしたら自分もそうなるのかな(いつか母と二人で暮らし、母のあとを追うように他界するのかな)と、若い心に非常に印象的だったのを今でも覚えています。

そして、私は大学院を修了する前に付き合っていた女性と別れ、その後ドイツ留学を経て、帰国してからは母と二人で暮らしていますが、それからというもの女性と縁はなく恋人は出来ないままです。男というものは、母親と二人で暮らしていると、どうも恋人を作ろうという意欲が消えていってしまうものなのかもしれません。このままではニーチェと同じ運命かなと、本気で考えることもあります。

そして私は、同時に、日本とドイツで進んでいる少子化と晩婚化についても思いを馳せます。でも、少子化と晩婚化は、ひとえに女性の社会進出が進んだ結果ですから、悪い現象であると一蹴することはできないと思います。歴史的経緯をたどると、旧東ドイツでは女性の権利が大いに認められており男女に平等に権利が保障されていた一方で、旧西ドイツでは「女性は、育児などの家事に支障がなく、男性が反対していない限りにおいて就労できる」などと定められており、子供の教育や女性が就労できるかは男性が決めていました。共産圏だった旧東ドイツのほうが男女平等と女性社会進出が進んでいたなんて、今考えるとちょっと意外ですよね。メルケル首相はドイツで初めての女性首相ですが、旧西ドイツで生まれ旧東ドイツで育った人なので、先進的な男女平等の思想を享受しつつ大成したのかもしれませんね。

また、このドイツにおける女性の解放の歴史と社会進出の歴史は、いわゆるドイツやフランスでいう「セクシャリティの解放」の歴史でもあります。どういうことかといいますと、たとえばドイツでは、1950年代まではカトリックが中絶や堕胎をタブー視しており、1960代までは「キスすると妊娠する」「赤ちゃんは、おへそから産まれる」といったことがまだ信じられており、また1970年代までは女性が男性を拒めない状況が続いていました。そんな中、生理や妊娠に関する正しい知識を広め、避妊や衛生学についても知識を広め、起訴されても避妊具を販売し続けたベアーテウーゼという女性(彼女の母は、ドイツで最初の女性医師でした)もおりました。ベアーテウーゼのような女性の功績や、女性運動の成果もあり、最終的に1970年代には「女性のおなかは、女性のもの」と中絶や堕胎が法的に認められるようになり、避妊するのが女性の権利として当然に認められる社会になったのです。

ドイツというと、昨今は北欧と並んで「環境先進国」として有名ですし、また、難民を積極的に受け入れる人道主義的な体制が目を引きますが、戦後まもなくのドイツは、「父親の反対があると結婚できない」といった19世紀的な価値観と体制を引きずっていました。さらに、旧西ドイツにおいては、「女性は、良妻賢母であるべきである」といったナチス的な価値観に縛られた状態が1970年代まで続いていました。

ある調査によれば、ドイツは先進国の中でも女性の社会進出が進んでおり、日本は先進国の中で女性の社会進出が遅れている国であるそうです。でも、ある調査によると、ドイツと日本は、両方とも、男性の権力が強い社会のままだそうです。これらの調査は、どちらも事実なのだと思います。これからも、日本とドイツの両方で女性の社会進出が進み、女性の社会的地位が上昇していってほしいですし、3人に1人が女子の日本の医学部も、男女の割合が半々になって、1人でも多くの女医さんが誕生してほしいですね。アシリ吉祥寺は、女性医師を目指す女子を応援しています。

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